医薬部外品と化粧品
育毛剤と養毛剤の違い、知っていますか? 育毛剤を選ぶのにあれこれ見ていると「育毛剤」と「養毛剤」そして「発毛剤」と色々な名称があることに気づきます。 その聞こえだけで効果を想像してしまいま...
育毛剤の副作用について|育毛剤ランキング|薄毛で悩む男性へ!【Dr.イクオの育毛研究所】
以前から囁かれていた「育毛剤には副作用がある」という噂。
不安に思う方へ向けてDr.イクオが徹底解説いたします!
育毛剤は毎日肌に直接使うものですからもしそのような危険な成分があるならば避けたいですよね。
まずは育毛剤の副作用騒動について簡潔にまとめてみましょう。
育毛剤を選ぶときに「副作用が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
このページでは育毛剤と副作用についてご説明します。
レビューやブログ記事などでよく目にする育毛剤の副作用一覧
■脱毛箇所周辺の頭皮のかぶれ・かゆみ・乾燥
■頭痛・動悸・不整脈(ミノキシジル系育毛剤)
■めまい・吐き気・体のむくみ(ミノキシジル系育毛剤)
■男性機能不全・性欲減退(フィナステリド系錠剤)
男性用・女性用関係なく育毛剤びよる副作用は報告されています。
色々な症状が上げられていますが、もしこれが本当だとしたら恐ろしいことですよね。
ですが、市販の風邪薬などどんな薬にも副作用の可能性があるということは頭に置いておきましょう。
もちろん私たちがよく利用している身近な薬でも使用方法を守らずに使ってしまうと大変危険です。
効果がるからこそ使用方法を守らないといけない・・・逆に万人に安全な薬というものは、薬としての効力が期待できないとも言えますね。
このページで言う副作用は「製品の注意書きの範疇を超え、命の危険に関わるもの」と定義して、話を進めましょう。
副作用疑惑で有名な「ミノキシジル」ですが、事の発端はメディア報道によるものです。
有効成分「ミノキシジル」を配合した日本発の発毛剤「リアップ」は1999年に発売されました。
育毛・発毛に関する効果は、ミノキシジルの作用で血管拡張・血行促進により発毛促進が期待できるというものです。
発毛効果が科学的に証明された厚生労働省認可の「医薬品」と言うことで大変な話題になり、売り切れの店舗も出るほどでした。海外ではそれより前からミノキシジルや他の有効成分を配合した発毛剤・育毛剤が販売されていましたが日本の安全基準をクリアできるものは無かったんですね。
しかし「リアップ」発売開始から3ヶ月後、好調な売れ行きの陰で不穏な噂が出現します。
「ミノキシジルは元々高血圧の治療など医療用に開発された成分であり、循環器系に副作用が起きる事がある。」
そんな報道が新聞など一部のメディアで流れ、リアップの快進撃はストップします。
薄毛の悩みを一刻も早く解決した気持ちはありますが、それが原因で体を壊してしまっては本末転倒です。報道の影響で多くの人が「リアップ」の使用を取りやめました。
そんな中、報道から1ヵ月後の1999年12月、厚生労働省は「「心臓などの循環器系に関する副作用とミノキシジルに因果関係が認められない」という発表をしました。現在も店頭で「リアップ」が販売されていることから分かるように、結局死亡例とのミノキシジルの因果関係は無いという結論に落ち着いたのです。
ですが、現在「リアップ」シリーズを購入しようとすると、薬剤師さんと口頭でやり取りをし、複数の質問に答えなくてはいけません。
質問の内容は決まったものがあるのですが、「親族に薄毛の人はいますか?」などかなりプライベートな内容です。正直人に話したい内容ではありませんよね。知り合いには絶対見られたくない姿なので購入に踏み切れない方も多いのです。
さて、本題に戻します。効果が保証された医薬品のリアップですが、その分高いリスクがあるということだけ忘れないようにしましょう。
つづいて「フィナステリド」という成分についてです。
フィナステリドは内服タイプの男性型脱毛症治療薬(AGA治療薬)「プロペシア」に含まれる成分です。
お医者さんで処方される薬、1日1回の服用、効果のある症状を限定した薬というと「効果が高くて安全」と思いがちですがフィナステリドという成分は、実は厚生労働省が注意喚起をするほど強力な成分なのです。
→→ 「プロペシア(PROPECIA)(男性型脱毛症用薬)に関する注意喚起について」(厚生労働省)
厚生労働省が発表している注意事項の概要をまとめてみました。
■成人男性だけに限定されたものなので、女性と子どもには絶対使用してはいけない
■妊娠中の女性の体内にフィナステリドが入るとお腹の中の胎児が男の子だった場合に生殖器に異常が起きる可能性がある
■錠剤の粉末が皮膚に付着しただけで副作用の危険性があるので絶対に砕かないこと
いかがでしょうか。かなり強烈な内容ですよね。公的機関がこれだけの広報を行うという事は誤った使用をすれば健康な成人男性にも危険がおよぶことでしょう。
小さなお子さんのいるご家庭はもちろん、近々家族が出産される方、子どもや妊娠中の女性が自宅に訪れる可能性がある方には使用をおすすめできません。
また、「フィナステリド」は服用薬ですので「子作り・妊活への影響は出るの?」という質問が良くあがります。
日本ではプロペシアの副作用はあまり無く、子作りにも影響は無いと言われていますが、誕生地のアメリカでは日本で言われている副作用の他にも肝機能障害・男性機能不全・性欲減退、精子の減少や男性更年期障害などを引き起こす可能性が指摘されており、結果的に不妊に繋がりかねないものばかりです。
並べて見ると副作用の内容は皮膚科の範疇を超える内容ですので、安全性には疑問が残ります。
医師の見解としては「妊婦の体内にフィナステリドが入らなければ安全」というものですが日本国内での使用開始から10年強の新しい薬ですので、鵜呑みにするのは危険ではないでしょうか。
さて、最近「効果はミノキシジルの3倍!」というコピーで注目を集める「キャピキシル」という成分をご存知でしょうか。
循環器系に不安を感じるミノキシジルの3倍ということは、リスクも3倍なのでは・・・
と思いがちですが、実はそんなことはありません。
難しい名前のフタをあけてみれば植物由来の成分とアミノ酸で構成された成分なので有害性はありません。
育毛効果についても、男性ホルモンに対抗できるよう女性ホルモンを活性化させる効果のある成分をアカツメクサから抽出しているというものです。植物成分なら安心できますよね。
アカツメクサから抽出されているイソフラボンという成分は女性ホルモンを活性化させる力が有名で、女性向けの化粧品にもよく配合されています。
イソフラボンは頭皮・髪だけでなく顔や全身の肌用の化粧品にも使われているので安全性はお墨付きです。
ホルモンバランスの乱れは脱毛・薄毛だけでなく様々な体の不調の原因と言われていますのでホルモンバランスを整える作用というのは好感が持てますね。
ちなみにアカツメクサは公園や川原などでも良く見かける植物で、クローバーのこと。
なんだか一気に身近になりました。ですので、副作用の心配は まずありません。
ここまで色々な成分を紹介してきましたが、世の中の全ての育毛剤が危険なわけではありません。
そもそもリアップに副作用疑惑が起こったのも、分類が「医薬品」に指定されている強力な薬だからです。
薬事法と育毛剤のページでも触れていますが、配合されている有効成分の量によって販売名が異なります。
「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」という順番で、後者になるほど有効成分が多く、強い効果が期待されます。
「それなら手っ取り早く、強い効果がある方が良い!」と医薬品に飛びついてはいけません。
重ねてお伝えしますが、医薬品として売られているものにはその効果がある分、「強力な成分」が含まれているということです。
医薬品の中にも種類がありますが、例えば「リアップX5」は最もリスクの高い「第一類医薬品」に該当します。
リスクというのは「強力な成分が配合されているために体に別の影響が出る可能性がある」ということですが、最悪の状況を回避するためにも、必ず店頭で薬剤師さんを通しての購入が定められています。
抜け毛・薄毛治療をすぐにでも始めたいという気持ちは当然ですが、まずは慎重に育毛剤を選びましょう。
医薬品に関しては体質に合う・合わないということも含め、使用上の注意を守り、さらに慎重に扱わないといけません。
もちろん未認証薬の個人輸入・輸入代行というのはもってのほかです。副作用が起こってからでは取り返しがつきません。
とはいえ近所の薬局店頭で薬剤師さんに育毛について相談するのはちょっと・・・気がひけますよね。
そのような経緯があり、当サイトでは副作用の心配がない「医薬部外品」に分類されるやさしい成分のものだけを厳選して紹介しています。
最近では有効成分を天然成分で代用したものも多く、副作用が心配な方だけでなく、肌の弱い方でも安心して使用できる商品が登場しています。
使用感もサラサラとしたものがほとんどで、べたつきや不快感は感じられないでしょう。
とは言え、いくら安全な育毛剤でも成分・使用者との相性・使用するときの体調により副作用が出る場合もあります。
育毛剤を使用する際には体調の変化などを見逃さないようにしましょう。
定められた用法用量を厳守し、自分の判断で使用量を増やすというのは厳禁です。
当サイトで紹介している育毛剤は医師の処方や、店頭で薬剤師さんから説明を受ける必要もありませんのでご安心下さい。
育毛剤と養毛剤の違い、知っていますか? 育毛剤を選ぶのにあれこれ見ていると「育毛剤」と「養毛剤」そして「発毛剤」と色々な名称があることに気づきます。 その聞こえだけで効果を想像してしまいま...
「育毛剤の種類が多すぎて、何を選べばいいのか分からない…」 そんなときは、まずは薄毛、脱毛の原因から考えてみるのが近道です。 というのも、一般的に薄毛・ハゲと呼ばれる脱毛症の原因は様々...
一般的な塗布するタイプの育毛剤の場合、入浴後の使用がおすすめです。さらに、塗布しながら、頭皮をマッサージすることで、育毛剤の吸収を高めることができます。 マッサージするときの注意点としては、指の...
育毛剤に副作用があるってホント? 以前から囁かれていた「育毛剤には副作用がある」という噂。 不安に思う方へ向けてDr.イクオが徹底解説いたします! 育毛剤は毎日肌に直接使うものですからも...
育毛剤は、大きく分けて3種類あるということは、「育毛剤の選び方」でご説明しました。 それぞれの種類に配合されている有効成分は、以下の一覧の通りです。自分に合った育毛剤選びの参考にしてみてください。 ...